ドローンの基本運動

  • ローリング


    ドローンが左右に傾く

  • ピッチング


    ドローンが前後に傾く

  • ヨーイング


    ドローンが方位方向に回転する

ドローンのダイナミクス

ドローンは、機体軸X-Y-Zの各軸それぞれの角速度pqrの回転運動に対する各プロペラのトルクおよび推力をコントロールすることで安定して飛行することができますが、これらpqr角速度を正確に計測することで、ドローンの基本的な運動性能を向上させることができます。

また、ホバリングの際にはには機体を水平に保つ必要があり、このためにはX-Y平面の傾きを正確に計測できなければなりません。GNASモーションセンサは、水平面の角度(ピッチ角、ロール角)も高精度に計測することができますので、ドローンの水平安定性も向上します。

ドローンが方位方向の向きを変えたり、目標とする方向へ飛行するためには正しい方位角や位置情報を知る必要があります。GNASモーションセンサは、ドリフトの少ない安定Sした方位角やGNSSと6軸センサのフュージョンアルゴリズムによる位置情報を出力することができますので、ドローンの自動航行性能の向上 も可能です。

センサ搭載図

実際の運動データ

機体運動に合わせて加速度と角速度も変化していることがわかります。
機体の正確な姿勢角や速度、高度も同時に計測しています。


モーションセンサから出力される位置情報は、加速度や姿勢角などの全ての運動データと同期しているので、どの位置でどのような運動をしているのかを計測することができます。
また、GNSSと6軸センサフュージョンによる安定した位置情報を高周期で出力することができるので、高速で飛行するドローンの位置制御にも最適です。